データの圧縮・解凍コマンドを知らなければ、ソフトウェアもインストールすることができない（解凍することができない）ので是非覚えておきましょう。

■解凍コマンド実行例

.tar.gz .tgz	$ tar -xzvf 解凍ファイル名
.tar.bz2 .tbz	$ tar -xjvf 解凍ファイル名
.gz	$ gunzip 解凍ファイル名 , $ gzip -d 解凍ファイル名
.bz2	$ bzip2 -d 解凍ファイル名
.lha .lzh	$ lha x 解凍ファイル名
.zip	$ unzip 解凍ファイル名

■圧縮コマンド実行例

.tar.gz	$ tar -zcvf ファイル名.tar.gz 圧縮ファイル名
.tar.bz2	$ tar -jcvf ファイル名.tar.bz2 圧縮ファイル名
.gz	$ gzip 圧縮ファイル名
.bz2	$ bzip2 圧縮ファイル名
.lha .lzh	$ lha c ファイル名.lzh 圧縮ファイル名
.zip	$ zip ファイル名.zip 圧縮ファイル名

■tar の用例

-t, --list	アーカイブ内の内容のリスト
-x, --extract	アーカイブからのファイルの取り出し
-c, --create	新しいアーカイブの作成
-r, --append	アーカイブの末尾にファイルを追加

◎ファイルをひとつにまとめる

$ tar -cvf file.tar data1 data2

◎tar で固めたファイルの一覧表示

$ tar -tvf file.tar

◎既存のtar にファイルを追加

$ tar -tvf file.tar data3

◎ファイルを元に復元する[ 解凍 ]

$ tar -xvf file.tar

■afioを利用した圧縮・解凍

　tar + gzip よりも安全に圧縮・解凍できるというafio を利用してみます。どのような安全ではないかという説明は、こちらを参照してください。Fedora Core にはafio パッケージは用意されていないようなのでソースをダウンロードしてインストールします。

Version	afio-2.5
Homepage	http://directory.fsf.org/sysadmin/backup/afio.html
Download	http://www.ibiblio.org/pub/linux/system/backup/afio-2.5.tgz
Install	afio-2.5.tgz

■afioのインストール

ソースをダウンロードしてきてインストールを行います。実行ファイルは/usr/local/bin/afio にコピーされます。

# wget http://www.ibiblio.org/pub/linux/system/backup/afio-2.5.tgz # tar -xzvf afio-2.5.tgz # cd afio-2.5 # make # make install cp afio /usr/local/bin cp afio.1 /usr/share/man/man1

◎オプション

-o	バックアップを作成する
-Z	gzip 圧縮する
-v	詳細出力
-L	ログの出力（例：afio -L -L /home/backup/backup.log ）
-r	正常にバックアップされているチェックする
-i	解凍する

バックアップを行うには、保存したいディレクトリ下で検索をかけて、-ovZ オプションにて gzip圧縮します。拡張子はわかりやすいように、「.afz」とつけておくのが良いでしょう。

# find . | afio -ovZ backup.afz

圧縮されたファイルのリストを閲覧するには、

# afio -tZ backup.afz | less

解凍するには、

# afio -ivZ /root/backup.afz

自動実行させたい場合は例えば以下のようなシェルスクリプトを作成し、cron に記述しておけばよいでしょう。

#! /bin/sh cd /home/kororo/Maildir find . | \ afio -ovZ -L /home/usr/backup/backup.log /home/usr/backup/backup.afz \ 2>&1 | tee /home/usr/backup/backup.list

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