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Sambaによるプリンタ共有

Linuxでのプリンタ設定

ここでは、Linuxでプリンタの印刷ができるように設定していきます。




■Webインターフェイスによるプリンタの設定

 Sambaによるプリンタ共有とはちょっと話題がそれるのですが、プリンタの設定をWebブラウザから行えるようにしておきましょう。CUPS の設定ファイルは、/etc/cups/cupsd.conf で編集し、Apache におけるhttpd.conf と似通っているのでわかりやすいかと思います。CUPSはデフォルトでは、localhost 以外からの接続を拒否しているので、Webブラウザから編集を行うためには、/etc/cups/cupsd.conf を一部修正しておく必要があります。まず、「プリンタの設定(fot EPSON)」で解説したことがすでに設定済みであることを前提として解説を進めていきます。もし、redhat-config-printer を使用して、新規プリンタを追加したのであれば、cupsd.conf の最終行に以下のような記述があるかと思います。



# vi /etc/cups/cupsd.conf

## Restrict access to local domain
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 172.16.50.4 //管理用ホストのIPアドレスを記述

#Encryption Required
</Location>

<Location /printers/EPSON-PM2200c>
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 172.16.50.0/27 //プリンタへの接続を許可するネットワーク
AuthType None
</Location>
<Location />
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 172.16.50.0/27 //プリンタへの接続を許可するネットワーク
</Location>
Browsing On
BrowseProtocols cups
BrowseOrder Deny,Allow
BrowseAllow from @LOCAL
Listen 0.0.0.0:631 //クライアントマシンからアクセスするための指定

 上記の例では、管理用のホストIPアドレスの定義、/printers/EPSON-PM2200cディレクトリへのアクセスを許可するネットワーク(例:http://172.16.50.4:631/printers/EPSON-PM2200c)、/ (ルート)ディレクトリへのアクセスを許可するネットワーク(例:http://172.16.50.4:631/)の指定を行っています。「Listen 0.0.0.0:631」では、クライアントからWebブラウザにアクセスするための指定です。以上で設定は終了です。CUPS を再起動して、クライアントマシンからアクセスしてみましょう。

# /etc/rc.d/init.d/cups restart

 CUPSはポート番号631番を使用するので、「http://サーバー名:631」のURLでアクセスします。アクセスできたら、以下のような画面が現れます。ここで、プリンタの追加、削除、編集、テスト印刷などを行う事ができます。筆者の場合は、あらかじめプリンタを追加しておいたので、デフォルトプリンタが既に登録されていました。新規にプリンタを追加したい場合は、「Do Administration Tasks 」をクリックして設定を行っていきます。


■プリンタの設定

 それでは、実際に新規にプリンタを追加していく方法について説明します。「Do Administration Tasks 」をクリックして、パスワードの入力画面が現れたら、root のパスワードを入力してログインします。



 管理画面が現れたら、「Add Printer」をクリックします。



 「NAME」と「Location」にプリンタの名前を入力します。「Name」欄はあとでSamba共有する際に、smb.conf に記述する名前となります。「Location」は空欄でも構いません。



 次に、接続方法を選択します。筆者の場合は、パラレルポート接続なので、「Parallel Port #1」を選択しています。



 プリンタのドライバとして「Raw」をクリックします。



 「Raw Queue」しか選択できないので、これを選択します。



 これで新規にプリンタが追加されました。



 「Printers」をクリックし、追加されたプリンタを見てみます。下記では同じEPSONのプリンタが2つ登録されていますが、ひとつめは redhat-config-printerを使って作成し、もうひとつは、CUPSを使って追加したものとなります。どちらで作成しても同じ結果になります。





■WindowsからLinuxプリントサーバー経由で印刷する

 プリンタを追加したところで、実際に、WindowsからLinux経由で印刷してみます。プリンタ共有をするには、Sambaが正常に動作している必要があります。ここでは、Samba の説明については割愛するので、プリンタの設定だけを解説します。

# vi /etc/samba/smb.conf
printcap name = PM2200c
load printers = yes





◎/etc/printcap の設定項目
 sd スプールディレクトリ
 mx 印刷ジョブの最大サイズ(KB単位、mx#0 とすると無制限になる)
 sh この項目を記述すると、ファイルのヘッダーページが印刷されない。
 lp ローカルプリンタのデバイスファイル名
 if プリントフィルタ
 lf エラーメッセージを記録するログファイル
 rm リモートプリンタを管理するホスト名
 rp リモートプリンタ名

 





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